「キケン」ーー読書の記録 その2

 読書の記録、その2です。

 

 

(その1もぜひお読みください......ということでリンク貼りますね)

mokaann22.hatenablog.com

 

早速、今回の本はこちらになります。

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有川浩さんの「キケン」です。

もう、表紙からして面白さがにじみ出ていますね。

 

 

~あらすじ~

 成南電気工科大学には、「キケン」と呼ばれるサークルがある。その正体は「機械制御研究部」略称「キケン」。それは命の危険も顧みず、理系技術の探求に挑む熱き集団ーーではなく、犯罪スレスレの実験や危険なアクションを起こし、周囲に怖れられている存在だった。そんな「キケン」に所属する理系男子たちの日々をつづった物語ーー。

 

 ちなみに、表紙の男子3人はいずれも「キケン」部員です。読めば、誰がどれかすぐわかります。

 

 

~感想とか~

羨ましい......!!!!!!

 感想は、本当にこれ。ただただ、羨ましいのです、「キケン」部員たちが、理系男子たちというのが!!!!

 こういうことを言うと、男性陣にはいやいや、と否定されるかもしれない。女子の方が......と言われるかもしれない。たしかに、隣の芝が青く見えるだけなのかもしれない。でも、やっぱり羨ましいと思ってしまう。それは、ここまでいとおしくなるほど馬鹿をするのは、男子限定の空間でないとできないから。究極に意味のない、意味のあることができるのって、本当に男子だけの空間しかないんじゃないか、と思っているのです。え、ディスってるだろって?そんなわけないじゃない、これは嫉妬、本気の嫉妬なのです。だって、その空間に我々女が入ることは絶対にあってはならないことだから。というか、そこに1ミリでも入ってしまった瞬間、それは全く違う空間に変わってしまう。そう、だから入り込むことなんて許されないわけだ。いいとこ、できても、その話を違う場所で聴くことくらいだけ。リアルタイムで体感することは絶対できない。あーー羨ましい。

 

 ここまで、羨ましいしか言ってないような気がしますが、そうは感じないとしてもめちゃくちゃ面白いです。キャラが濃い。一つ一つの発言に笑う。そして、最後、泣けます。てか、泣いた。ネタバレしそうだから言いませんが、とりあえず、うわーーーキケン最高ーー!!って泣きます。そして、羨ましい(まだ言う)。

 

 

 

 

 読書の記録、その2で終わるといった、三日坊主にもなれないような現象にならないよう、またそのうち書こうと思います。ではでは。

 

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懐かしの★新歓体験記~新入生に読んでほしい~

 

 いですね、もう5月に突入。コロナの影響により学校が始まらず、毎日引きこもって楽しく暮らしております、もかあん。です。

 大学の新年度!といえば!!そう、部活&サークルの新歓活動ですね!!!(たぶんそのはず)。今年はそれこそコロナの影響で、SNSやオンライン等での新歓活動がとても活発なようで、各団体がめちゃくちゃ必死に拡散している様子を日々様々なところで見かけます。新入生のTwitterアカウントにたくさんリプしていたり、新歓用のLINEグルに入れば履修モデルが見れるといっていたり。

 そんなところで私自身はというと、4月で大学3年となりました(学校始まらないんで、そんな感じが全くしませんがね)。というと、新歓されたのももう2年前。せっかくなので、あの時の愉快な新歓を振り返ってみたいと思います!!(相変わらず前置き長いですね、すみません、反省はしてません)

 

~一応、こまごまとした背景を~

・高校は附属校でして、そのまま進学しました。大学は、理系の学部に所属しています。

・私の大学はスポーツ推薦等は特にないようなので、体育会がほぼプロ並み、みたいなことはなく、普通の学生でも運動部に所属できます。

・中高、やっていることは違いましたが、ゴリゴリの文化部でした。

・野球観戦は大好きなのですが、運動全般何もかもできません。50m走自己ベスト10秒4、高校クラスでのバドミントントーナメントぶっちぎりの最下位、察してください。

 

 いうわけで、ここからは当時、新歓していただいた団体で覚えていることを1つずつ、いろいろ書いていきます。まずは、文化系から。

 

歌舞伎とかやってるとこ

 きなり、部活なのかサークルなのかも覚えてません、ちゃんとした団体名も覚えてません、本当にすみません。たしか、入学式の時にたまたま話した同じ学部の人たち5人くらいといたら声かけられまして、みんなでぞろぞろと部室に行きました。そうしたら、そこにいた先輩、その場でピザーラの宅配を取り出しまして。しかもデザートつき。聞くと、どうやらその先輩、銀座のタワマンに住んでるとか。え、まじか。銀座って住むとこあったんだ......と本気で思った記憶があります。ピザ、デザート、おいしゅうございました。どうやら、舞台や衣装から自分たちで準備し、歌舞伎を披露するとか。超かわいい先輩が教えてくれました。すごい。こんなすごいことをやる団体があるんだな、大学って違うわ、と思いました。自分にはそんな教養はないので、丁重にお断りさせていただきました。そういや、一緒に行った5人、誰も入ってなかった。

 

合唱団

 れ、もしかしたら合唱部かもしれない、すみません、やっぱりうろ覚えで。同じ学部ということで入学式の日に仲良くなった人(N氏)といたときに声をかけていただきまして。なりゆきでお昼ご飯おごっていただきまして、めちゃくちゃおいしい定食屋さんに連れて行っていただきました。そのあと、「午後、近くのカフェでお茶会も企画しているから、よかったらきてね!」とお誘いをいただきまして、まあ、図々しい我々はひょこひょこと行きましたわ。あーいろいろおいしかった、超幸せ......ってそうじゃないやん!!合唱団の方に新歓されてるのに!!でもここで、大きな問題。私、結構な音痴なんです。まじでカラオケで点数出さんどいてと思うくらい。歌、聴くのは大好きなのに。音程取るってほんとどうやるんですかね。で、先輩にどうー?入るー?ということを聞かれたので、その旨をお伝えすると。「そんなの気にする必要ないよ~私も下手だよ!」と先輩。んなわけあるかーーい!!!!歌がほんとに下手な人が、大学で合唱団はいるわけないやん。それって、50m走10秒4の人が陸上やりたいって言うようなもんやん。そんなことはもちろん言っていませんがね。元は言えば、誘われたからって定食屋さんやらカフェやらにポンポン行く私が一番悪い。ほんと、その節は申し訳ございませんでした。

 ここで、ちなみに話を2つ。1つは一緒に行ったN氏について。N氏はとても面白く、今でも学部で仲良しなんですが、彼女はなんとしっかりと合唱団に所属しています。そして、めちゃくちゃ歌うまい。前に一緒にカラオケに行ったときはおそ松さんの主題歌を華麗に歌い上げていました。そしてもう1つ。新歓時に連れて行っていただいた定食屋さんとカフェ、今でもよく行きます。どちらも大好きなお店です。教えていただけて本当に感謝ですね。

 

 

  上、文化系団体との思い出でした。あれ、文化部だったはずなのに、思い出してみると少ない......!!さてさて、ここからは運動系のお話です......

 

アメリカンフットボール

 メフト部......。なんか響きだけでなんかすごいということはわかる。ちなみに、私はアメフトとラグビーの違いが理解できていません。わかる方、是非説明いただきたいです......。なぜ、あの先輩(男の方でした)はこんな陰キャに声をかけられたんでしょう…いまだに理解不能すぎます。あ、もちろんプレーヤーとしてではなく、マネージャーとしての勧誘です。まあ、なんかぼけーっとしてたんでしょうね、きっと。すごい勢いでいろいろと説明され、そのノリでLINEを交換し、めんどくさくて逃げた気がします。なんか書いてみると普通でしたね。その先輩、実は同じ学科の方だったんですが、去年、なんだか同じ授業にいること多いな~と思っていたら留年されていたみたいです。今年からは実験も同じ教室でされるようですが、当然私の存在は覚えていらっしゃらないと思います。

 

ホッケー部

 学生くらいまではホッケーというのはあのゲーセンとかにあるやつだと思っていました。あれは正しくはエアホッケーと言うそうですね。もちろん、そちらの話ではありません、ホンモノのホッケーです(ホンモノとは)。なんとこちら、マネージャーではなく、プレーヤーとしての勧誘です。なぜ、声をかけられたのか、それは、高校の先輩がいたからです。高校の先輩、といっても、知り合いではないです、なのになぜか私の顔に見覚えがあったそうです。同輩に、同じクラスだとか、ひどい場合は同じ学年という認識すらもたれていないことも何度かあったレベルで存在の薄かった私です、なぜ見覚えがあったのか、今でも不思議です。ちなみに、私はその方のことは知っていました、それは、彼女は体育委員の委員長をされていた方だからです。体育委員、それは当時の私が一番が嫌っていた団体でした(ヲイ)。そんな余談は置いといて。ここで一緒にいたのが前にも登場したN氏なんですが、2人でホッケーを少し体験してみよう…!という流れになりまして。じゃあ、まずはお互いパスをし合おう、という流れになっていました。ここで、思い出してもらいたいのです、私の運動能力について。そう、50m走のベストタイムは10秒4!!!!やることはパスだから、もちろん走るわけではないんですよ、でもこれでできる運動があるわけないんです。相方、N氏も私ほどでなくてもあまり運動できる方ではないようで、まー2人でパスが成り立たん。「最初にしてはイイ感じだと思うよっ!!」そう明るく声をかけてくれている先輩、顔、思いっきりひきつってまっせ。終わったとき、私たち2人、めちゃくちゃ腰痛になりました。はい、ありがとうございました。

 

ボート部

 ちらは、ちょうどその日の新入生のガイダンスが終わり、いざ帰ろうとしていた時に勧誘されました。「あのー、ボート部なんですけど、今からどうされようとしていましたか?」「あ、もう、帰ります、はい(帰りたいオーラ全開)」「そうなんですねー、ところで何学部ですか?」「あ、理系っすね、はい」「あ、それなら履修教えることもできるので、ほんの少しだけでいいんで、話だけでもさせてもらってもいいですか?」「あー…」「ほんの少しなんで!入ってほしいっていうよりも、知ってほしいって感じなんで!お願いします!!」「あ、じゃあ、ほんの少しだけなら…」「ありがとうございます!!じゃあ、とりあえず部室へ!!!」ちょいまて、ほんの少しのためになぜに割と距離のある部室に行く......。嫌な予感はしたんだ、なんだか。結局、ほんの少しじゃなかったよ、1時間以上の話はほんの少しではないと思うんだ。しかも、私の学科がないどころか、理系の履修モデルまったくなかったし。

 聞いた話で覚えているのは、運動嫌いだった人でも活躍できている、それと、筋トレがきつい、ということです。異議あり!!!運動嫌いな人が、筋トレ(それもきついやつ)しなくちゃいけない部活に入るのか!?!?私の場合だけなのかもしれないが、本当に運動嫌いだったら、まじで運動に一切触れないのが理想なんだわ。健康のために運動するとかですら無理だし、健康はほかのことで補えると信じてるんだわ。ということです。これを読んだ、運動部の方へ、運動が本当に嫌いな人に、運動が苦手だったり嫌いだったりしてもこの運動なら楽しめる!というような趣旨のことは言わないようにするべきです。本当に気分が害されるみたいです(私だけかもしれないけど)。

 

 

人力車のサークル

 の中にはいろんなサークルがあるんだな、と思いました。人力車、引いているそうです。そんな体力、私にはないんで、と、サラッと断りました、そのつもりでした。しかし、その方は言いました、「体力なくても、人力車って引けるものなんですよ~」と。んなわけあるかーーい!!そんなイイ体つきしてるにいさんに言われて信用ゼロどころかマイナスだわ!!!!そうは言っていないと思いますが、なんて受け答えたのか、まったく覚えていません。観光地に行くとあちこちで人力車を見かけますが、見るたびにそのことを思い出します。ちなみに、今のところ人生で一度も人力車に乗ったことすらありません。

 

 

 い出せる限り、書いてみました。いかがだったでしょうか。ちなみに、私は結局軟式野球サークルに入り、マネージャーを少々しましたが、1年ほどでやめ、無所属の状態です。ぶっちゃけ、無所属、めちゃくちゃ楽しいです。家にいれる時間が長いし、勉強もしたいときにできる、趣味にも打ち込める、あとお金もたまりやすい気がします。

 個人的に思うのは、部活サークル選びは慎重になる必要もそこまでないのでは、ということです。特にサークルについては、高校までの部活のように入部手続きは基本ありません。LINEグルに入ったらOKみたいな感じです。ということは、退部手続きも特にないわけです。究極、フェードアウトも全然可能です。

 ただ、SNSで勧誘されて決めてしまうのもちょっと違うかな、と思います。たしかに一緒に履修考えてくれてよかった、みたいなこともあると思いますが、履修なんてのは毎年これを取る人が多い、みたいな情報は長年まわっていて、誰にでもわかることです。しかも、サークル活動は履修を決めることではないわけで。だから、いつになるかはわからないけど、実際に会うことができてから決めるのがいいのでは、と私は思います。いつでも入ることはできるので、急いで決める必要はないはずです。(私がかつて入っていたサークルでも、10月頃に入った人もいたくらいです。) 

 また、無所属という選択肢も人によってはありだと思います。特に理系の場合、授業や実験はほとんど同じクラスで行われるので、そこで友達も自然にできます。ただし、毎年新たな出会いがほしい、という方には無所属はおすすめしません。

 

 

 後の方、なんだか先輩風吹かせている感じでうざかったかもしれませんが、いろいろ書いてみました。読んでいただいて少しでもにやける部分があったなら、嬉しいです。ではまた。

 

 

 

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祝!『敗者復活戦自由形』MVミリオン再生!ーーPENGUIN RESEARCHとの出会い

 

 日、これまでにこのブログでも2回取り上げている私が大好きなバンド・PENGUIN RESEARCHの楽曲『敗者復活戦自由形』について、YouTubeに公開されているMVが100万回再生を達成したようだ。

 

www.youtube.com

 

 まあ、何度見てもめちゃくちゃかっこいいMVなので上にリンクを貼り付けてしまった。ぜひ、見てほしい、いや、絶対見て。

 この『敗者復活戦自由形』、個人的に思い出深い楽曲でもある。実は、私がPENGUIN RESEARCHというバンドを知り、初めて聴いたのがこの曲だったのだ。

 

 たぶん、私のPENGUIN RESEARCHとの出会いは普通じゃない、結構まれだと思う。

 

 

 かのぼること、もう3年くらい前のこと。突然、母が私に聞いてきた。「ねえ、PENGUIN RESEARCHって知らない??」。いや、今なんつった、となる私。そりゃそーだ、だって、いきなりぺんぎんナントカなんて言われても、バンドだと思わないではないか。基本、母は説明が雑なのだが、いろいろ聞きだしてみると「いま最もライブが見たいバンド」として注目されているらしいアーティストだ、ということを理解できた。母は、新聞で見かけて知ったらしい(ちなみに我が家はT京新聞を取っている)。それで、図書館のホームページで探したらCDがあったそうで、予約しといた、ということだった(私の住む地区では、図書館にCDが置いてある、これ、めっちゃ良い)。「ぺんぎんだよ、ぺんぎん!!きっとかわいいお兄さんたちがいい曲歌ってるんだよ!!」母にこう言われたことをいまだによく覚えている。

 少しして、図書館からCDを借りることができた。あ、たしかにジャケットがペンギンのイラストだしかわいいかも。アルバムタイトル「敗者復活戦自由形」ねー、フーン、などと思い、とりあえずウォークマンに入れてみた。よし、せっかくだから明日の電車で聴こう、準備万端。

 

 のとき、私はまだ、「ぺんぎんってついてる、ライブが人気なかわいいお兄さんたちのバンド」だと思っていた。

 

 は、翌日の朝。満員電車の中、再生、ぽちっと。

 その瞬間、あの『敗者復活戦自由形』のイントロ。「えーーーー!?!?」である。あれ、ぺんぎんって、あれ、かわいいって、なんだったんだ。めっちゃ激しいし、めっちゃドコドコしとるし、めちゃくちゃテンポ速いし。ヴォーカルの人の活舌どうなってるん、いや、それ以外もどうなってるん......。

 これがPENGUIN RESEARCHとの出会いだった。

 

 も、このあと、すぐに引き込まれた。それがこのアルバムの2曲目『嘘まみれの街で』だった。聴こえてきた歌詞に、まさにやられた、という感じだった。

「なあ 嫌気さしてんだろお前も  

   なあ 信じる度に裏切られてさ」

「だいたいが嘘ばっか こんな街で  

   路地裏の真実を 謳え叫べ」

 

 「信じる度に裏切られて」。こういうことをすごく強く思っていた時期だったと思う。人のこと信じれない、とか思っていた半面、心のどこかでは信じたいと思っていた。だから、たぶん相手にとってはどうでもいいことだったとしてもすぐ裏切りを感じてしまっていた。いや、今でもそうかもしれない。でも、この曲のサビ、「路地裏の真実を 謳え叫べ」だ。とても個人的な解釈かもしれないが、このことばは、路地裏でもどこでもなんでも信じたいなら信じてそれを叫んだっていいじゃない、というか、信じてることくらい叫べ、というようにとらえている。もちろん、はじめて聴いたときにこんなことまで考えたわけじゃないし、それどころか、やっぱりテンポが速くてBメロとサビの歌詞がなんとなくわかったレベルだった。でも、初めて聴いた瞬間、衝撃を受けたし、すごく印象に残ったのは事実だ。

 そして、ここから私はPENGUIN RESEARCHの虜になり、ペンギンリサーチャーの仲間入りを果たし、現在に至るわけである。

 

 思い返すと、私のPENGUIN RESEARCHとの出会いは、要するに『敗者復活戦自由形』とT京新聞と近所の図書館と母によるものである。「私、突然イイモノ見つけるの得意だから~」といまだにそのことについてドヤ顔キメてくる母だが、そんな彼女もそれなりにPENGUIN RESEARCHの楽曲を聴くのが好きで、ライブ仲間である。

 絶対に本人には言わないが、母から得た教訓は、人にPENGUIN RESEARCHを紹介するときは、まずバンドである、ということをちゃんと伝えないとわけがわからない、ということだ。でも、今考えると「かわいいお兄さんたちが、いい曲歌ってる」というのは、あながち間違ってもいなかったのかな、と思ったりする。いや、かわいいというよりもかっこいいなのだが、でも、いろいろ見てるとかわいい一面が見られることも少なくないし......。恐るべしわが母である。

 

 

 何はともあれ、『敗者復活戦自由形』MV再生100万回突破、おめでとうございます!!!

 

「#おうち時間」にぴったりな「あたしンち」ーー読書の記録 番外編

 

 回の記事を書いたのはほんの数日前。そこに、たしかに書いた、「おうち時間って言葉、なんか好きじゃない」的なこと。その記憶はたしかにある。しかし、はてなブログが公式にお題を「#おうち時間」としてきた。ご丁寧に、ハッシュドタグ、じゃなかった、ハッシュタグまでついている。しかも、「今週のお題」ではない、「お題」。これはもう好き嫌い文句言っている場合ではない、なんか書け、ということだろう。ということで、私もお題「#おうち時間」に乗っていこうと、今に至るわけだ。

 

 うち時間......。ぶっちゃけ、鬼のインドア派であり、好きな場所や居心地のいい場所、勉強のはかどる場所、今行きたい場所などなど、何を聞かれても家、と答えてしまう私にとっては、家でやることやりたいことはいくらでもあり、特別にいうこともないな、という感覚である。しかし、私とは正反対に、とりあえず外に行きたい、勉強するのも自習室か図書館、家以外の場所に行かないとなんか嫌だ、という方はたくさんいるはず。おそらく、ストレスたまるんだろうな、と思う。そりゃ、もしインドア派閥の私に対し、ぴんぴんしているにも関わらず「なんでもいいから家に1週間は帰るな」と言ってくる人がいれば、とりあえずぼこぼこにしたくなる。

 

 置きが長くなった。ということで、私がぜひお勧めしたい、おうち時間の過ごし方はこちら!!

 

      マンガを読む。である。

 

 なぜ今、マンガなのか。それは、マンガの最大の欠点ともいわれる事柄が、今なら解消できるからである。その事柄とは、マンガは基本的に巻数がそれなりにある、ということだ。巻数がそれなりにあるから、持ち運びが難しい、ゆえに、電車など移動中に読み進めることが困難である。しかし、Stay homeが叫ばれる今、マンガを読むために持ち運ぶ必要がないのだ。すごい!!!!ということで、マンガ読むのいつなのか?今でしょ!なわけである(古い)。

 

 は、ここから本題。おすすめマンガ。全世代の人におすすめしたい、こちらの作品である。

 

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あたしンち

 んだかよくわからないふわふわした髪型に見覚えのある方は多いのではないか......。そう、けらえいこさんの代表作「あたしンちである。アニメ化、映画化もされている、大人気マンガだ。

 「あたしンち」は、もともと新聞で連載でされていたマンガということで、原則1話につき3頁23コマと、短く読みやすい。しかも、どの話もめちゃくちゃ面白い。オチを知っていても、何度読んでも、クスっと笑ってしまう。

 しかし、「あたしンち」の魅力はそれだけではない。「あたしンち」は、私の中ではギャグマンガ、ではないのだ。いつも笑わせてくれるけれど、ほっこりするようなストーリー、あるある!と思わされる行動、なるほど!と感じる教訓、それらを見ていると、ところどころ、なんだか泣けてきてしまうのだ。それはきっと、「あたしンち」は、「普通」と「日常」のすばらしさを教えてくれているからだと思う。

 

 校生の女の子・みかんには、親友のしみちゃんがいる。しみちゃんはすごく自分をもっていて、ちょっと考え方が大人だ。クラスメイトには春山という美女で人気者もいる。

 一方、みかんの弟のユズヒコは中学生。いつも藤野やナスオというクラスメイトらとじゃれ合っている。そんなユズヒコに一直線な女子・川島や、なんだか不思議ちゃんな石田、といった同級生たちも登場する。

 

 は、しみちゃんみたいに自分を強く持っているわけでもないし、ましてや春山みたいな存在では到底でない。川島みたいに一つに突進していけるタイプでもないし、石田みたいに周りを気にせず楽しめるわけでもない。大勢の中に紛れたり人に合わせることは苦手、一人でいるのは割と好き、でも、やりたいことを周りを気にせず貫けるほどメンタル強くない、、、、あれ、これって、もしかして、みかんに似てない??

 みかんは家に帰ればあのお母さんがいる。うちの母は、「あたしンち」のお母さんみたいになんだかよくわからないふわふわヘアではないし、情熱の赤いバラは歌っていない。夕飯のメインにちくわ丸々1本がでてきたことも、しらすがパックごと食卓にどんっと置かれたこともない。だけど、たまに小声で何か歌っているし、なんだかよくわからない、だけどなんとなく説得力があるような気もすることを突然言い出す。あれ、我が家って「あたしンち」になんとなく似てるような、似てないような......。

 そして、ささいなもめごとや事件が起きても、「あたしンち」の中の人々はみんななんか楽しそう。きっと、ただの日常の一部分だけど、うらやましくなるくらい、みんな楽しそうで幸せそう。だから、何度だって戻って読みたくなるし、何回だって笑ってしまう。そうだ、きっと、私にとって「あたしンち」とは、要するに家と一緒なのだ。だから、いつでもそこにいたくなるのだ。

 

んな「あたしンち」を、今、「#おうち時間」に、じっくり読み返す。なんだかよくわからないけど、なんかクスッと笑ってしまった。これはなんて至福の時間なんだろう。だから、ぜひ、「あたしンち」をこの機会に読んでほしい。

 

 

「ハケンアニメ!」--読書の記録 その1

 

 回は、読書の記録をこちらのブログに載せてみようと思います。

 

 紹介する本はこちら!

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辻村深月さんの「ハケンアニメ!」です。

 

表紙がとってもかわいい……。ちなみに、裏表紙はイケメンです。

 

 

~あらすじ~

 説の天才アニメ監督・王子千晴が9年ぶりに手掛けるのは『運命戦線リデルライト』。彼が得意とする魔法少女もののアニメだ。一方、同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳が手掛ける『サウンドバック 奏の石』も放送される。アニメに関わる全ての人たちの本気と本気がぶつかり合い、作品が生まれる。果たして多くの人の記憶に、時代に名を残すことができるのは、”覇権アニメ”となるのは、どちらかーー。『運命戦線リデルライト』のプロデューサー・有科香屋子、『サウンドバック 奏の石』を手掛ける斎藤瞳、人気アニメーター並澤和奈の視点から語られる。

 

 

!!こからは、感想のようなことも書いていきます。極力ネタバレ的内容は避けるようには努力しますが、話の内容にはどうしても触れてしまうと思われます。今、超タイムリーに「ハケンアニメ!」を読んでいるという方、今日の夜にでもちょうど読み始めようとしていた方、あるいはまだ読んでいない小説の内容は本以外のところからは絶対に知りたくないという方、もしいらっしゃいましたら、ここから先は後から読んでくださるとありがたいです。

 

 

 直な感想としては、最初から最後まで激アツな一冊でした。登場人物たちそれぞれのアニメへの愛、アニメ制作やそれに関連するプロジェクトへの熱意......。それぞれ立場は違うけれど、それだけは皆変わらず持ち続けている姿やその想いが熱く伝わるセリフにとにかく感動させられました。

 個人的に、中でもものすごく好きなセリフがあります。それはアニメ監督である王子千晴のセリフです。

 

リア充って、現実や恋愛が充実している人間に揶揄して指す言葉があるけど、リアルが充実していなくったって、多くの人は、そう不幸じゃないはずでしょ? 恋人がいなくても、現実がつらくても、心の中に大事に思ってるものがあれば、それがアニメでも、アイドルでも、溺れそうな時にしがみつけるものを持つ人は幸せなはずだ。」

 

 ってみたら意外と長かった…。でも、大好きな言葉です。私は、はっきり言ってリアルが充実してきた人間ではけっしてないし、だからこそ、こんな風に夜中になんとなくブログを書いてたりします(現在、ちょうど深夜0時)。でも、それは全然不幸ではないな、と思って。現実がすごくつまらなかったりしても、すごくいらついたり泣きたいことがあっても、大好きなアーティストの曲を聴けば、思いっきり泣いたり、一人で笑ったりすることができた。テレビでプロ野球を見て、好きな選手がファインプレーをすれば笑顔になれた。めんどい、と思いつつもなんとなく好きだった作文の宿題を書いてるときはいろんなことを忘れられたーー。それらって、すごく幸せなことだったのかもな、と王子千晴のセリフを読んで感じました。

 こういう行動を、現実逃避、と一言に収めてしまう人がいます。というか、学校教育ってそんな感じだったな、と思っています。でも、そうじゃない。アニメやアイドルや、自分にとっては音楽やプロ野球があったから、現実を生き続けることができている。音楽やプロ野球は、私にとって「現実」ではないのかもしれない。でも、それらは私を保つのにとても大きな存在であり、それによって、本当の「現実」を進んでいこうとすることができる。それって、なんだか幸せだな、と思います。

 

 、ここまで王子千晴の一セリフを紹介しました。内容にはあまり触れていないつもりですが、ネタバレと感じてしまった方、いたらすみません。他、いろいろあるんですが、ぜひ登場人物それぞれに注目して読んでほしいですね。ほんと、全員素敵です。こいつ、イラっとするわー、と最初思ったキャラでも、読んでいくとほんと皆素敵です。イラっとっするとか一ミリでも考えてしまって、ほんとすみませんってなります。個人的には、売れっ子アニメーターの並澤和奈さん、すごく好き、というか共感するポイントが多すぎでした。といいつつ、そもそも私は絵が下手すぎるのでアレなんですが。

 

 いうわけで、「ハケンアニメ!」、すごくおすすめなのでぜひぜひご一読ください。おそらく、こんな社会的状況なので家にずっといるし、たまには読書でも…というテンションになりやすいのではないでしょうか。なんだか、おうち時間、という言葉も流行ってるみたいですね、個人的にはこの言葉、いろいろ気に食わないんですが。そんなことはどうでもよくて、おうち時間、暇時間、空き時間、何の時間でもよいので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

PENGUIN RESEARCHのLINE LIVE

今週のお題「オンライン」

 

 ンライン。その単語を見て今、思いつくのは1つしかない。おととい、4月4日に配信された、PENGUIN RESEARCHLINE LIVEである。

 ず、PENGUIN RESEARCHとはなんぞや、と思った方。PENGUIN RESEARCHは「負けがいのある人生を歌うバンド」として知られるロックバンドだ。詳しくはこのブログの前の前の記事を読んでいただきたい。そして、YouTubeなんかで検索してほしい。

mokaann22.hatenablog.com

 

 4月4日、PGRはもともと「FIVE STARS JOURNEY」というタイトルのワンマンライブの予定だった。このライブが延期となってしまったため、急遽配信してくれたLINE LIVEだった。テレビ通話による配信、という形で。

 

 レビ通話で配信、というのは、今回はメンバーがテレビ電話してる様子といえば伝わるだろうか、リモートワーク的な(リモートワーク、よくわかってません)ことをしている様子が映るモニターをスタッフさんがスマホで映して配信していた。(どうやら、当初の予定だともっとハイテクな感じだったらしいが......。)

 LIVE配信は映像は固まったり途切れたりする、音もいいとは言えないし、やっぱり途切れたり乱れたり。でも、それでも、ファンとしては、4か月近く楽しみにしていたライブがなくなったのは悲しかったけど、メンバーの姿がそんな形でも見られて、すごくうれしかった。前日から募集されたトークテーマでトークが繰り広げられたり、突然心理テストが始まったり……。そういう様子が見られるのはこのようなLIVE配信ならではだし、何ならはじめ、トラブルでうまく配信されず、あたふたしているメンバーを見るのも、なんとなくうれしくなってしまったのだ。

 

 うやら、PGRに限らず、アーティストをはじめ、いろいろな方がテレビ通話的な形でSNSを通して配信をしているようだ。そういうモノは、ファンとしてはすごくうれしいし、見ていて新鮮で楽しい。また、それが見た人たちへの外出自粛にも自然につながる。LIVE配信、すごい。オンライン、すごい......!!

 

 

 音をぶっちゃければ、そろそろライブにいきたい、歌を生で聴きたいし、一緒に盛り上がりたい。でも、今はそういうことをする時期ではない。だって、時期が過ぎれば、またそういうことができる日は必ず来るから。

 

 じめにリンクを載せた記事にも書いてあるが、PGRの楽曲に「ゴールド・フィラメント」という曲がある。私の、大好きな曲だ。歌詞で、このようにある。

「♪生きてさえいれば また会えるさ♪」

そうなのだ。今の、私たちの僕らの使命は、生きること、みんなが生きるための行動をとること、なんだと思う。

 

7億の赤字がもたらした”利益”

無観客のオープン戦

 

 今季のプロ野球オープン戦は無観客試合という形で行われ、それによっておよそ7億円もの赤字となったそうだ。しかし、そんな中で無観客という状況でしか感じられなかったことが注目されている。打球音、捕球音、審判のコール、選手たちの声......。

 個人的に一番感じたことを語弊があることを承知で書くと、もっとも感じられたのは若手選手の本気さだと思う。

 なんとなく、近年、若手選手の扱いがよい感じがしない。それは、プロ野球界のみではないのかもしれない。競争心がない、向上心がないと決めつけられ、ゆとりだのさとりだのと一括りにされる。でも、少し考えてみてほしい。本当に、向上心のない人間があれだけ声出しをするのか。声出しは基本、ではあるのかもしれないけれど、それでも、だ。

 

 たしかに、受けてきたのはゆとり教育だ。言われてみれば、悔しさや悲しみを思いっきりおもてに出す人は少ないかもしれない。だけど、それは本当にさとりだったり向上心の欠如だったりするのだろうか。

 ポーカーフェイスでも、語気は荒げなくても、そこに熱い思いがあると考えることはできないのだろうか。たしかに少し目をそらすことはあるかもしれないけど、それを逃避と決めつけるのはあまりにも軽率すぎではないのか。あきらめが早いだのと言われてさとりと一括りにされるけど、そもそもさとらなくてはならない世の中にしていったのは誰なのか、というか、ゆとり教育を始めると決めたのはゆとり世代ではないじゃない……。

 誰かを責めたいわけではないけれど、無観客試合であらわになった若手の本気は多くの人に見てもらいたいものだった。

 

いくら大声を出していても、今回チャンスを生かせたとしても、今後のペナントレースで出場機会に恵まれるのはほんの一握りの選手のみだろう。それがプロ野球という世界なんだと思う。だけど、たくさん見せてもらった本気は、無駄になってほしくない、と強く感じた。

 

 現時点では、開幕は4月10日以降と言われているが、それもどうなるかわからない状況だ。開幕しても、声を出す応援は禁止、などの案もちらほら見られる。今までの当たり前にあったプロ野球がもどってくることが最高だが、なんでも、早く毎日野球が見られるようになる日がやってくることを切に願っている。